来年度の新入社員研修はITIL4ファンデーション?V3?
昨日、弊社にITIL研修をご依頼いただいている研修会社様から、来年度の新入社員研修にITIL4ファンデーション資格取得を取り入れたいとのご相談をいただきましたが、 新入社員研修としてITIL4ファンデーション研修を採用するのは、要注意です。
現在、運用管理を担当するスタッフの方に、ITILファンデーション資格取得を推奨したり、新入社員の方の必須資格とされている会社も少なくないかと思いますが… その目的は、共通用語や標準プロセスを理解するためかと思います。
そういった目的からするとITIL4ファンデーション資格取得というのは、その目的から大きく外れてしまいます。
詳細はこちらで説明しております。
CCNA等技術的分野の研修であれば、当然古いものより新しいものの方がよいのでしょうが、ITILに関してはそうではないということを理解したうえで採用をご検討していただきたいと思います。
ただ、目的によってはITIL4ファンデーション研修を新入社員研修に採用するのは効果があると思います。
それはIT運用の標準としてのITILではなく、一般業務も含めたサービスマネジメントのあるべき姿を学習するためのITILという位置づけです。
ITIL4では、サービスとはなにか?サービスの価値とはなにか?サービスの価値を実現するための手法は?というような内容に言及しており、IT技術者だけでなく一般的なビジネスマンとして持つべき「サービスマインド」の育成に役立ちます。
本日(11/7)13:30から大阪(梅田)で開催するITIL4実践セミナーではその辺のお話もさせていただきます。空席ありますので、ご都合のつく方はぜひお越しください、(東京でも毎月開催しております)
また、弊社の研修をご採用いただいている研修会社様等には、個別にITIL4に関する勉強会等を開催する準備がございます。お客様との合同勉強会も可能です。お気軽にご相談ください。
(今後採用をご検討いただく研修会社様もご相談ください)