本ページは、ITIL(V3-2011)ファンデーション認定資格についての説明です。
(ITIL(V3-2011)ファンデーション認定試験は2023年7月末をもって配信停止となりました。)2019年2月にリリースされた現行バージョン「ITIL4ファンデーション」については、こちらの説明をお読みください。
Youtube動画でも説明をしております。【10分でわかる!?ITILファンデーション概要】
(本ページ下部にも埋め込まれています)
ITILファンデーション認定資格は、英国政府と投資会社が合弁で作った英国企業AXELOS(現在はPeopleCertの子会社)が「ITサービスマネジメント及びITILに関する基礎知識を保有していること」を認定する資格です。
その内容は、ITサービスマネジメント及びITILについての基本的な知識を幅広く問うものですが、基礎(入門)資格であるため、全体的な構造やどのようなことを行っていくかという活動の概要を理解していれば、充分合格できるものです。
(実際、合格率も高い試験です)
試験問題は、多項選択式(4択)の問題が40問で、制限時間は60分、合格基準は65%以上(26問以上の正解)、持ち込みは不可となっています。
現在、この資格は日本において非常に人気の高い資格であり、日本語試験の合格者は累計17万人を超えております。
ITILというここ数年知名度が上がってきた新しい(しかも世間からみたらマイナーな…)フレームワークにも関わらず、これだけの合格者がいるというのは、驚きに値するかもしれません。
なぜ、これほど多くの方がこの資格を取られているかというと、ITベンダーをはじめとした多くの組織で、「ITサービス関連業務に従事する人はITILファンデーションが必須資格である」と定め、組織的に資格認定取得を推奨しているからです。
ではなぜ、ITILファンデーションなのかというと、ITサービス(広い意味でのIT運用も含む)分野で取得しやすい公的資格が他に無いからです。
情報処理試験にサービスマネージャ(旧:運用管理)という資格がありますが、これは高度情報処理技術者資格であるため、非常に難関な試験です。よってこの資格はトップレベルの方が取る資格であり組織全体で取得を推奨できる資格ではありません。
他のITサービス関連資格にはベンダー資格もありますが、これは特定のベンダーの技術に関わる資格ですので、広く認知されているものではありません。
その点、ITILファンデーション資格は、ベンダーフリーの汎用性の高い資格であり、またIT関連業務についている方にとっては常識的な問題も含まれており、且つきちんと学習すれば誰でも合格できる内容ですので、現場で業務に従事する人のひとつの基準として、「ITILファンデーション資格を持っていること」とする組織が増えているのです。
(弊社の研修にも派遣でお仕事をされている方が「持っていないと仕事に就けない」という理由で自費でご参加いただくことも多々あります)
したがって、このITILファンデーション資格は持っているのが凄い!のではなく、持っていて当たり前の資格として業界で認知されています。
この資格を取得するための試験は、試験配信元であるPeopleCertの提供するオンライン試験のほか、ピアソンVUE、プロメトリックといったコンピュータ関連資格試験を実施しているテストセンターで受験することもできるため、受験対策本などによる独学にて合格される方も沢山いらっしゃいます(ちなみに弊社では、PeopelCertの認定試験センター資格を有していますので、オンライン試験及びプロメトリック試験センターで受験時に使用できるバウチャーを直接申込よりも低価格で提供しています。)
しかし、受験対策本などでは、どうしても暗記的な項目が多くなってしまい、ITサービスマネジメントの本質的なことや行間に含まれた真の意図が理解されず、従って実務への応用能力にも欠ける「ペーパーライセンス資格保有者」となってしまう可能性が高くなりますので、お勧めいたしません。
実際の現場においても、ITILファンデーション資格を持っているにも関わらず、ITIL®=IT運用だと未だに信じている方が多く、当然、実務へも応用できていない…よって、ITILファンデーション資格の価値を下げてしまっているのは残念なことです。(ITILファンデーション資格で問われていることの本質は、「なぜそうするのか?」という考え方であり用語を暗記しただけでは価値はありません)
弊社は、ITに強い経営コンサルティング会社として、数多くの組織のITサービスマネジメント実現を支援してきました。
その経験から得たノウハウを元に、研修カリキュラムを作成しております。
また、研修を行う講師も、研修専門のインストラクターではなく、実業務をおこなっているコンサルタントが担当し、自身が経験した体験談なども織り交ぜながら講義を行っております。
1日のみの短期研修においても、必ず「ITサービスマネジメントとはなにか?」という試験問題としては直接出題されないが、考え方を理解する上で大切な基礎の部分の説明を丁寧に行って、実務にも応用できるITILファンデーション有資格者を養成しております。
また、弊社はITIL認定教育機関ですので、オンライン試験のバウチャー提供も含めてワンストップで提供可能です。
前述のようにITIL(V3-2011)ファンデーション認定試験はすでに配信停止となっております。
新しいバージョンITIL4ファンデーション認定資格取得研修のご受講をご検討ください。
■ITIL4ファンデーション試験対策オンデマンド研修(24時間どこからでも学習可能)
■ITIL4ファンデーション試験対策研修(2日間研修、東京・大阪で定期開催)
■試験のみの受験(PeopelCertオンライン試験バウチャー割引販売、プロメトリック試験バウチャー割引販売)
※V3-2011がベースとしていたウォーターフォールによるITサービスマネジメントを学びたい方は、ITサービスマネジメント試験対策研修(ISO/IEC20000準拠)をご受講ください。
テレワーク比率を高めておりますので、担当者が不在のことが多々あります。お問い合わせは電子メールにてお願いします。info@itstrategy.jp営業時間 9:00 - 18:00 [ 土日・祝日除く]
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