【概要】
ITベンダーへの発注を行うための要件定義、導入プロジェクト支援などを通じて、より業務ニーズに適合した費用対効果の高いITシステム導入、更新、そして運用改善の支援をいたします

【特徴】
システム導入が前提となるITベンダーへの発注を行う前段階の作業として、経営方針の確認や貴社のSWOT分析(自社の強み、弱み、機会、脅威の確認)、業務の現状分析、先進事例研究、課題の抽出作業、改善計画の策定等のご支援を必要に応じて行っていきます
また、発注先ベンダーの選定作業、プロジェクトの進行状況の確認・助言、導入効果測定などもご支援可能です
システム導入ありきではなく、投資対効果を鑑みて、場合によってはITシステム導入以外の手法を提案するなど、「クライアント企業の利益最大化」を最終目標として視野を広く持ったご支援を経営コンサルティングの立場でご提供していきます

【進め方】
以下のシステム導入手順の各フェーズにおいて、貴社のリソース・ノウハウが不足している部分に対して必要に応じてご担当者のご支援を行います
支援内容は、調査(ヒアリング、アンケート調査も含む)、情報提供、ワークショップの開催、必要なノウハウ・知識をつけていただくための研修等、様々な形態にて展開いたします

【コンサルティング費用】
30万円~500万円程度
 ※ 規模、支援内容、作業負荷等により異なりますので、正式な費用はご相談させていただいた上で決定いたします 
ご予算等に制約のある場合は、遠慮なくご相談ください
(予算の範囲内で可能なことをご提案さしあげることも可能です)

※参考 システム導入手順と留意点(弊社作成)

1.経営戦略・中長期計画の確認
ITシステムは導入するのに時間とコストがかかり、また一度使い始めたら短くて数年、長ければ10年前後使用します。中長期的な企業の経営方針を確認し、それに従ったシステムを導入しなければ、システム導入のために受けた銀行融資・ファイナンスリースの返済が済む前に廃棄という最悪の結果を招くこととなります
2.現状分析(ITシステム・業務プロセス)
現在のシステムの状況(IT側作業)・業務プロセスの確認(ユーザ側作業)など、現在のITシステム・業務の状況を把握します
ここで確認した状況がシステム導入に伴う改善効果、費用対効果等の算出のベースラインとなりますので、客観的に正しく分析する必要があります
3.他社動向・市場状況等の調査(業務)
今後の改善活動やあるべき姿を構築する際の参考とするため、同業他社の動向や市場調査を行います
同業他社の状況は「良いところは良い」と謙虚に認めることが大切です
状況が許せば、自社だけでなく他社の顧客からのヒアリングも行えると非常に有益です
4.あるべき姿の明確化
経営戦略・他社動向などから、業務のあるべき姿を明確にします
ここでは「実際にできるかどうか」にとらわれずに理想的な姿を考え、それをメンバー全員で共有することが大切です
5.課題・問題点の整理
これまで集めた情報を元に、あるべき姿と現状とのギャップを埋めるために必要な課題や問題点を整理します
細かな現象だけではなく、その現象が起きている真の理由まで、ロジックツリー等にまとめながら整理すると効果的です
過去に起きたことの犯人探しをするのではなく、あくまでもあるべき姿につなげるためと前向きな発想を持つことが重要です
6.業務改善プランの策定
課題・問題点を解決しあるべき姿を実現するまでのロードマップを作成します
最初は小さくすぐに結果の出ること(Small Start&Quick Win)からはじめて、ステップアップしてあるべき姿までの道筋を考えます
他の方が具体的にイメージでき、尚且つ実現できると確信できるような内容にまとめるよう留意が必要です
7.ITシステム・先進事例の調査
業務改善プランを実現するために、どのようなITシステムが活用可能であるか、既存のパッケージソフトや他社の先進事例等を調査します
インターフェースや操作性など具体的なパッケージソフトの中身ではなく、業務改善プランを実現するために必要な本質的な機能などについてきちんと評価することが大切です
また、パッケージのカスタマイズや新規開発などを行った場合のリスクと効果なども明確にしておく必要があります
8.IT導入計画の策定
どのようなシステムをどの程度の予算で、どのようなスケジュールで導入していくのか、大まかな計画を策定します
具体的なシステムの導入計画だけではなく、導入した場合の効果の予測も行います
この予測の結果、システム投資の費用対効果が低いと判断された場合は、ITシステム導入以外の別の方法も含めた計画の見直しが必要となります
9.ベンダー選定
パッケージ購入・システム開発を委託するベンダーを選定します 既存の取引があるベンダーだけでなく、複数のベンダーを比較し、客観的に評価することが大切です
既に取引のあるベンダーは貴社業務に精通しているため、他社よりも優位な提案が提出可能で、結果として評価点も自ずと高くなるのが当然ですので、特別な配慮は不要です
また、選定に際しては価格だけではなく、品質や納期遵守の実現性、信用度、運用開始後のサポート体制も含めて総合的に判断することが大切です
10.システム開発・カスタマイズ
最近では、基本的にベンダーに一任する場合が多いですが、ベンダーの進捗状況や発注内容との乖離は無いかなど、こまめに確認を行うことが大切です
また、ユーザテストなどをおこなうと、インターフェース等の細かな部分で現状と異なるなどの指摘が多発しますが、本来の導入目的(導入効果)をきちんと説明し、納得してもらう必要もあります
11.システム導入・移行、業務プロセス変更
すべてを一斉に移行するビッグバン方式、部分部分から移行する段階方式など様々な移行方法がありますが、大切なことは業務に影響のないよう、特にお客様に不便や迷惑をかけない方法で、業務リスクを最小限に抑える配慮です
また、業務プロセスの変更に関し、前述のテスト同様にユーザからの不満や苦情があがることが良く発生します 変更前にユーザに導入効果や目的を周知徹底し理解してもらう必要があります
12.運用・効果測定
新システムが稼動すると大なり小なりのトラブルが発生します それらに対する対応方法については、運用開始前にある程度整備しておく必要があります
トラブル発生時の対応において一番大切なのは、業務の重要度に応じた優先度や復旧目標時間を遵守することです
また、一定期間が経過し、安定して業務が回り始めた頃には、改善前のベースラインと現状の比較を行い、IT導入の費用対効果の測定を行います
13.サービス品質改善
システム導入・運用安定化後も社会環境の変化、お客様のニーズの変化、業務プロセスの変更など、様々な環境変化が起こります これらの変化に対する対応やよりあるべき姿に近づけるための改善活動など、継続した品質改善活動を行い、常に費用対効果及び利用者の満足度の高いサービス提供していく必要があります

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